カレーのライスを炊き忘れ

まいにちたのしくにっき!

会社に入ってそれなりに何とかやっているわけだが、実際心持ちとして何か変わったことがあるか思い返してみる。

「焦り」のようなものはほとんど感じなくなったというのは大きな変化だと思われる。入社したての頃は周りにとんでもなく優秀な同期や先輩がいて、割と打ちのめされる感じがあった。私も何か秀でてなければいけないというプレッシャーや何かコンプレックスのようなものを感じることもあった。しかし別にキャリアなんて相対的に誰かのものと比較して優劣をつけるものではないし、誰かよりも優秀であるためにこの会社に入ったのではなく、純粋に技術とサービスをチームで作る体験が好きでソフトウェアエンジニアになったのであった…ということに気付いてからは特にそういう風に思わなくなった。これは研修を通してチーム開発の場面で、自分でもちょっとリードできたりする部分を見つけられたり、メンターにコミュニケーション能力について褒めてもらえたり、配属先で自走力があるということを認めてもらい、裁量を持って仕事ができていたり、そうした小さな成功と自信の積み重ねがあるからこそだと思う。もちろん技術的な面で研修と配属後の数ヶ月を通して身に付いたものは多々あるが、割とこの「焦らない」メンタリティを手に入れられたことが大きな成果かもしれない。

麻雀をやっている間は麻雀以外のことを考えることができないのでとても助かる。世の中考えることが多すぎて大変。次に来る牌と相手が捨てる牌を追っていたら、気付いたら12時間とか経っている。休みの日なんかも、家でぼーっとしていると仕事のことや将来のことを考えたりしてしまって、ちょっと憂鬱になったりする。これは良くない。運転と麻雀は他のことが考えられない作業なので積極的にやろうと思う。

10月になったはずなのに空気がねっとりしていて良くない感じがある。最近は0時に布団に入って、スマホで漫画を読んだりTwitter眺めてたりしたら1時半とかになっている。朝は9時にはパソコンに向かいたいので、8時半に起きようとしているが大体9時に起きて9時10分から始業している。残業してやるような仕事も最近はないので、ほぼ定時に上がれば18時半には退勤できる算段。とはいえチームのメンバーは皆夜ご飯食べてからも仕事したりしていて、なんだかちょっとやりづらさはある。あまり周りを気にするタイプではないと思っていたけど、多少気にしているぽい。残業してもパフォーマンス上がらないタイプだと自分に言い聞かせて、短時間で集中してやれることをやるしかない。まあ、仕事なんてテキトーでもなんとか回るし、仕事するために生きてる訳ではないので、最近はそれくらいのマインドでやればいいとは思っている。人に迷惑をかけたり、リスペクトが欠けたりするのは良くないので、その辺りは最低限担保しつつ。

すこぶる天気が良く、涼しくなってきたので車で山の方に。


f:id:odmishien:20211002171953j:plain

f:id:odmishien:20211002172000j:plain

温泉も行った。明るいうちに入る温泉が1番良い。仕事の疲れを忘れる。もうこのまま退職したい。

またどこかで

犬派か猫派か?という質問はナンセンスだと思う。犬も猫もかなり可愛いので、どちらも好きでいいと思う。世の中は二元論で溢れすぎている。とはいえ犬と猫を同じ空間で飼うのは色々と大変である。それに15年前の私はちょうど犬にどハマりしていて、特にスヌーピーの漫画が大好きだった。そんな時に君は我が家にやってきた。

f:id:odmishien:20210919003546p:plain

知り合いのブリーダーさんからビーグルの子供が産まれたという知らせを受けて、すぐに見に行った。てっきりスヌーピーみたいな、白黒の二足歩行の犬がいるんだとばかり思っていた私は、茶色と黒と白の子犬たちを見て拍子抜けした。でもそれはそれで可愛らしかった。好きな子を選びなさいと言われて、1時間くらい悩んだのを今でも覚えている。結局なんとなく、1匹だけ隅っこでグーグー眠っているメスを選んだ。名前は当時好きだったポケモンの「ウィンディ」にしたかったが、妹に却下された。その妹が当時好きだった「おしゃれ魔女ラブ&ベリー」の「ラブ」か「ベリー」の2択で家族会議となり、名付け親戦争に負けた私は「ラブ」じゃあまりにも甘すぎるから、せめて「ベリー」にしてくれと懇願した。

ベリーは本当にやんちゃで、なんでも食べる犬だった。小学校の友人がうちに遊びにきた時なんか、彼のPSPというゲーム機のメモリーカードをズタズタに噛み砕いたりしていた。どうやって引っ張り出したのか見当もつかない。彼は優しくて、許してくれたけど、彼が帰った後にバカ犬と喧嘩した。

f:id:odmishien:20210919004504j:plain

ご飯を食べる量も半端じゃなかった。ある日、私が学校から帰ると余りにもお腹がパンパンになっている彼女を見て、妊娠しているのかと勘違いするほどだった。そのあと物置のドアが開いていて、ドッグフードの入った袋を破って、1kgくらい食べていたことが発覚した。人間の私より食べるのかよ、とドン引きした。いつも一緒に寝ていたが、上に乗られると重くて暑くて、足でどけたりすると、夜中に噛みつかれてよく起こされていた。それでも何故か同じ布団で寝ようとするバカ犬だった。

私が地元から遠い中学/高校に入学してから、彼女と過ごす時間がどうしても減ってしまった。仕方がないことだし、当時は正直あまり寂しいとも思わなかった。

ある週末に久しぶりに公園に一緒に散歩に出かけた。子犬の頃によく遊んでいたグラウンドでボール遊びでもするかと、ボールを思いっきり投げたが、彼女は見向きもしなかった。本当にバカ犬である。なぜ飼い主がセルフで玉拾いしなくちゃいけないんだ。今思い返すと、その時もう8~9歳になっていた彼女は人間で換算すると50代後半くらいだったので、もうボール遊びを嗜むような年齢ではなかったっぽい。すまん。

f:id:odmishien:20210919005733p:plain

大学に入るとますます彼女と会う機会は減った。私は実家に頻繁に帰るタイプの学生ではなく、お盆や年末年始もバイトをして過ごしていた。年に1回帰るか帰らないかくらい。たまに会う彼女は、いつも最初の数分間完全に私のことを忘れているんじゃないかというくらいよそよそしかった。これだからバカ犬は困る。実は相当ショックだったし、「家を出る」ということを目に見えて実感したのはこれが初めてだったから、ちょっと堪えるものがあった。

f:id:odmishien:20210919010416p:plain

最後に彼女に会ったのは今年の3月だった。随分毛の色が薄くなり、左目が白内障になってしまって濁っていた。認知症も少し出ているみたいで、ベッドで眠っている時間が以前よりも長くなっていた。それでも、これまで一度も大きな病気をしたことのない彼女である。ご飯だって食べなかった日がない。食い意地だけは子犬の頃のままである。だから、心のどこかでまだまだ元気でいてくれるだろうと思っていた。

それが今朝、眠るように亡くなった、と実家から連絡があった。数日前から具合が悪いという話は聞いていた。獣医さんにも頬にある腫瘍が骨髄に転移していて血を作る機能がやられてるのでもう長くはないです、明日かその次の日か....と言われていたらしい。それならそれでもっと具合悪そうにしろよ。その前日までめっちゃ飯食って散歩も行ってたらしい。つくづくバカ犬である。あまりにも急な余命宣告に、家族も私もよく意味がわからなかったし、また明日からもたくさん飯を食って「さんぽ!」とはしゃいでくれるんじゃないかと何故か信じていた。しかしそうもいかず、すんなりと息を引き取った。何も苦しそうにせず、眠ったまま気付いたら息をしていなくて、そのまま目を覚まさなかったらしい。15歳と半年も生きてくれた。

実家に帰る選択肢もあったが、両親も若くないし祖母もいるので、コロナ的なアレで今回は帰らないことにした。私がスヌーピーに憧れて、私がたくさんの子犬から彼女を抱き上げたのに、最期を看取ってやれなかった。次に実家に帰った時にはもう彼女がいないということが想像もできない。ペットはあくまでもペットだと思っているし、こうなることも分かってはいたのに、何かぽっかりと穴が開いてしまったような感覚だけが残ってしまっている。

たくさん散歩して、たくさん美味いもん盗み食いして、たくさんみんなに愛されて、幸せだったかな。あっちではちゃんとダイエットしろよ。またね、バカ犬。

f:id:odmishien:20210919012522p:plain